寺院内の灯籠の補強について



灯籠を設置したが、地震が心配との相談をいただきました。

ホームセンターにあるような金具は使用したくない。
ワイヤーなどで吊り下げるような補強も見栄えが悪い・・・・

試行錯誤の結果「灯籠」と「灯籠台」・「灯籠台」と「須弥壇」を固定するという結論になりました。
こうして地震が起きた場合でも、かんたんには転倒・落下しないよう固定することができました。

錺金具職人さんの懸命な寸法取り・補強金具感を出さずに仏具になじませるため灯籠台の色に合わせるため、銅板に漆に焼付け塗装を行いました。朱色部分には、同じ漆を塗り、灯籠に重なる部分にはウルミ色を。正面には純金メッキ・銀メッキを施しています。


金具は上パーツと下パーツを重ねて固定します。

上パーツの寸法確認をしています

こちらは下パーツ


上パーツ
純金メッキ+朱漆の焼付け塗装+ウルミ漆の焼付け塗装


下パーツ
銀メッキ+黒漆の焼付け塗装

 

固定するネジも同じように金メッキ・塗装しました